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「海外企業のロシア支店登録:有限会社としての登録の仕方」Part 1
更新日:2021年5月18日
外企業のロシア支店登録:有限会社(「OOO」ロシア語)としての登録の仕方
外資系企業はしばしばロシア市場に参入しており、珍しいものではなくなりました。その理由の一つは、外資系企業登録手続きはロシア企業と在ロシア企業が行うのとほぼ同じだということです。しかしロシア企業でさえも、ニュアンスを全部把握することが難しく、そのため、登録手続きを始める前にそのニュアンスを知っておきましょう。ここで次のことについてご紹介いたします。
1.外資系企業とは何?
2.有限会社とは何?
3.有限会社の許可されている業務範囲
3.1ライセンスはどんな場合に必要?
4.有限会社として登録されている外資系企業に対しての政府制限と管理対策
5.設立者について
6.有限会社の登録手続き
6.1オンライン申請
6.1.1 デジタル署名をお持ちの場合
6.2 国立機関MFCへの問い合わせ
7.登録に必要な書類
7.1 個人の場合に必要な書類
7.1.1 申請書の書き方
7.1.2 企業憲章
7.2 法人の場合に必要な書類
7.3 設立者は2名以上いる場合
7.4 書類の合法化
8.有限会社登録手続きの期間と費用
8.1 申請書ステータスをオンラインで確認する
9.企業所在地の選択
10.基本金はいくら必要?
10.1 株式の売却
11.登録完了後の手続き
11.1 基金での登録
11.2 銀行口座の開設
11.3 会社印を注文する
12.外資系の設立者がロシア国外に滞在する場合
13.登録拒否の可能な理由
13.1 登録拒否された場合の対応
14.税金
15.外国国籍お持ちの方が代表取締役になれるか?
16.有限会社としての登録:短所と長所
外資系企業とは何?
外資系企業とはロシア連邦法律に基づいて設立された企業であり、資本金の10%~100%が外国企業・外国人の投資家が支配しています。ソ連時代に外資系企業は合弁会社だと呼ばれていました。ソ連破壊後、こういった企業はFIE(外資系企業)と呼ばれるようになり、1999年7月9日付連邦法160-FZ号「ロシア連邦における外国投資について」では、ロシア国内で外資系企業のあらゆる構成が存在すると述べられています。それと同時にロシア国法によって、外資系企業はロシア企業と同じ法律に従うことが定められました。
現在、外資系企業の次の形が存在します。
外国とロシアの共同出資を基に設立された合弁会社
外国法人または外国人が設立した株式会社
外国企業が既存のロシア企業の株式を大部分か100%を取得した外資導入会社
外国企業の支店
❕次回の記事では次のテーマをご紹介いたします。
有限会社とは何?
有限会社の許可されている業務範囲
ライセンスはどんな場合に必要?
本記事で記載されている情報は参考のために提供されており、変更される可能性がありますので、変更等については関連機関でご確認ください。
